H29.7.28。

第70回富士登山競走・山頂コースに参戦してきました。
この大会は3年連続参戦。
昨年、山頂コースは悪天候にて五合目打ち切りとなってしまいました。
山頂コースの時間内完走という目標を失ったので、五合目を1時間50分切ってゴールすれば次回Aブロックからスタート出来るからそれを目指し走りました。
1時間46分でゴールし、目標達成。
なので、今年はAブロックからのスタートです。
今年の天気はくもり。
予報では雨の心配はなし。
山頂付近は晴れているだろうとの事。
森林限界を越えたあとは日差しがきつそうだ。
会場に到着するとすぐさま五合目コースに出場する、ハムちゃんず関東のむらさんを発見。
黄色のアフロ&ハムちゃんずウェア姿は目立つ。
そして当然、マスコミ取材を受ける。

廻りに仮装者がいないので心配そうにしてみえたが、今のこの時間は五合目コースよりスタート時間が早い山頂コースの方ばかり。
ガチランナーが多いのでそう感じると思うが、実際には全身着ぐるみで走っている方もいたのでアフロは全く問題ないだろう。
来年はアフロで頂上を目指して貰いたいものだ。
今回は我らハムちゃんずから、ごんさんも参戦。
過去に山頂コースを時間内完走しているので2回目の参戦ということです。
山頂で記念写真を撮ろうと約束を交わし、スタートブロックに整列しました。
ハムちゃんず関東の旧メンバーとも会えました。
このレースで毎年会うランナーさんとも再会。
山頂で会いましょうとお互いを激励する。
山頂コースは、4時間30分以内にゴールすれば完走となる。
過去に富士登山を2回したことはあるが、五合目以降はレースとしては初めてのことなのでどうなるかわからないが目標を立てることにした。
とりあえず、タイム目標を4時間切りのサブフォーとした。
さぁ、7時号砲。
富士吉田市役所(標高770m)から、富士山山頂(標高3,776m)を目指す。
どの大会にも当てはまらない独特の雰囲気。
参戦者の気合い感が凄い伝わってくる。
誰一人、弱気な考えを持たず山頂を必死で目指している。
日本一の山に挑戦しているんだという誇り。
チェックポイントの馬返し(約11km・標高1,450m)を55分39秒で通過。
登りのロードゾーンは得意なのでここまでは前の方にいたと思う。
これからが苦手なトレイル&登山ゾーン。
ばしばし抜かれる。
悲しいほど抜かれる。
五合目(約15Km・標高2,230m)を1時間50分27秒で通過。
馬返しから、約4kmを55分かかる。
平坦ちっくで走れる所は走るが、ほぼ歩きで登る。
レースとしては未体験の五合目以降。
ここからはとにかく足場が悪い。
標高も高いので若干の頭痛が。
これは高山病の前触れか。
岩場ゾーンは脚を上げると攣るかもしれないので、なるべく岩を手で掴んで進んだがこれは正解だった。
手が汚れるので軍手を持っていくのをお奨めする。

七合目では、五合目から登山しながら応援していた嫁さんとサプライズ応援で山へ前日入りしていたハムちゃんずメンバーが。
きつすぎて全く余裕が無く、どう通過したのか記憶が無い。
それぐらい体力の限界に近かったのかもしれない。
そして八合目(約19km・標高3,400m)を3時間33分30秒で通過。
制限時間はあと1時間ほど。
距離はあと2kmくらいだろうか?
時間内完走はいけそうだが、4時間切りはちょっと厳しいか。
結構、脚にきてるし、頭はふらふら状態だ。
ゴールが近くなってきたのだろう賑やかになってきた。
時計を見ると4時間を過ぎていた。
サブフォー達成はならず。
係員がここを越えたら、あと300mですと言う。
その300mがここでは相当きつい。
最後の階段を登って、ゴールが見えた。
4時間7分59秒でフィニッシュ。
時間内完走達成!
感無量、満身創痍。
この苦しさはなんと言ったらいいのか。
とにかくきつかった。
トレイル&登山ゾーンが苦手な私には後半は試練の連続でした。
達成感は初めてフルマラソンを走った時のようなあの感動を蘇させてくれました。
そして、山頂でごんさんと再会。
私とほぼ同じくらいでゴールされていたようです。
約束の記念撮影を撮りました。



さて、ここからがまたまた試練。
ゴール後の余韻もほどほどに下山をせねば。
バス乗り場のある、五合目まで自力で。
約2時間かかるらしい。
記録に残らない地味な下山を含め、これが富士登山競走なのだ。
今回、完走出来たので私はこれにて富士登山競走は卒業とします。
今回はだらだらとレポートを書いてしまった、
達成感の余韻を残したかったのかもしれない。
ちなみに今回のラップとGPS時計のデータ。


今年の完走率(速報値)が発表されました。
山頂コースには2,391人が出走し1,209人が完走、完走率は50.56%を記録。
最後に。
山梨から静岡を通って帰るなら、さわやかでげんこつハンバーグを食べなくては。
さわやかに寄るのはもはや恒例に。
あー、めちゃ旨し。
さて、次のレースはナゴヤドームリレーマラソンに参戦。